あること(にまかせてまじめに扱わず、いいかげんにする)のなぐさみ。
『源氏物語』の桐壺の巻の中で、天皇の愛をひとりじめにしてほかの夫人が、死んでから人柄のよさゆえに慕われたというところに引用されている「なくてぞ」という句は、
「あるときはありのすさびににくかりきなくてぞ人は恋しかりける」
という古歌によると言われ、それで有名になっている。
あるが上にもほしがる
Much will (would, shall) have more.
人間の欲の際限なさをいう。
ケリーの『ことわざ集』には、
Mickle would ay have more …. Spoken of the insatiable desire that rich men have after wealth.
(あるが上にも欲しがる。これは金持ちが富を求める貪欲について言ったものである。)とある。
【類】
○Appetite grows with eating.(食欲は食べるにつれて増す。)
○Avarice increases with wealth.(貪欲は富とともに増大する。)
○Avarice is never satisfied.(貪欲は満たされることがない。)
○The more one has, the more he desires.(人は多く持てば持つほどほしがる。)
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